芦屋の鍼灸院 かどた無双房鍼灸院

五臓六腑 心A

ダニエル・キーオン著「閃めく経絡」を参考に心について書きます。

 

『素問』靈蘭祕典論篇第八に
「心は君主の官なり、神明焉に出ずる」
と記されています。
心は身体の中において君主に相当します。
心は人間という存在の中心にある火であり、ここから神が放出されます。

 

サン・テクジュペリいわく
「心で見なければ、正しく見ることはできない。大事なことは眼には見えないのだ」
これは文学的な表現としてだけでなく、物質以上のものを感知する
心臓の能力について話しています。
「心に従え」
「心の声を聞け」
「心と心で通じ合う」
「情け深い心を持て」
これらの語彙は感情や情動に心が関係していることを物語っています。
中医学だけでなく、フランス人のサン・テクジュペリも同様なことを言っているのが興味深いところです。

 

心臓を詳しく見てみます。
鼓動は神経堤細胞に含まれる神経エネルギーによって組織されています。
心臓は血液を送り出すポンプ機能を持ちます。
それに加えて発電装置でもあります。
心臓の電気システムは神経学的性質を持っています。
心臓の刺激伝導系は、脳の神経細胞と事実上同じ働きを持ち、同じ神経エネルギーに依存しています。
心臓の弁膜、伝導路と中枢(結合組織)は神経堤細胞由来です。
それ以外は内胚葉由来です。
神経堤細胞は脳や脊柱と同じ外胚葉から生じた細胞で、第4の胚葉とたとえられています。
このことから心臓には神経堤細胞から作られた小さい脳が内臓されていると言えます。
神経堤細胞は記憶を作り上げ、知性を持つことができます。
心臓は電磁的な活動を行い、電磁気力は他の電磁装置に影響を及ぼします。
これを4字熟語で表すと、以心伝心です。
心の火とはこの電磁気のことである、と思われます。

 

 

心臓は腎と同様に中胚葉由来です。
心臓は血液が豊富です。
握りこぶしほどの大きさしかない心臓を動かすための冠状動脈には
体全体の5%の血液が流れ込んで動かしています。
右心房の洞房結節(心臓の拍動のリズムを決める歩調取りの役割をしている)は、
ここで自発的に発生した刺激(火)が心房に伝わり,房室結節-房室束-プルキンエ線維と通って,心室を収縮(発火)させます。
これは非常に多くのエネルギーを生じさせ、電気インパルスが大動脈を通り、動脈系に移動します。

 

心臓の発生は単純な形で始まり、のちに非常に複雑になっていきます。
初期の心臓は拍動する血管から始まります。
のちに血管は片側が厚くなってU字形になり、心房や心室が生じます。
血液が静脈側から肺を通して心臓の動脈側、それから体へと流れるように折りたたみは続いていきます。
血液は肺で二酸化炭素と酸素を交換してエネルギーを与えられ、きれいにされます。
これを行うためにU字形の管から4つの部屋が作られ、それぞれ弁がついて逆流しないようになります。

 

氣は血液を同じ方向に動かします。
大静脈から肺を通って大動脈へと動きます。
このため心臓の氣は肺と強く相互作用します。
電気エネルギーは心臓の各部で絶縁されています。
心膜は電気エネルギーが胸部へ逃げないようにしており、心臓の結合組織は心臓の他の部分に逃げないようにしています。
これは各部位が干渉して不規則な心拍が起きないようにするためです。
心臓の左側で唯一の出口は大動脈です。
この流れは必ず一方通行になるように作られています。

 

氣の運動はファシアを通ります。
氣は水のように最小の抵抗の通路に沿って動きます。
心の場合、直径が最大の大動脈が最も適しています。
心経の流注は大動脈から始まります。

 

動脈は3層構造です。
これは心臓の3層構造を反映しています。
・内層は血液に対するバリアを形成する内皮細胞の薄い層で構成されています。
これは心臓からすべての血管システムにわたって連続して構成されています。
・中間層は、より筋性となっている。
・外層はファシアの層です。血管を他の部位から遮断している心膜の内層と連続して構成されています。
外層のファシアは心臓の電気エネルギー(氣)と他の部位との間で連続的なバリアを形成します。

 

心臓からの経絡は内側を腋窩で現れる腋窩動脈を走行します。
ここから上腕動脈に沿って肘まで行き、尺骨動脈に接して前腕の内側を進み小指で終わります。
心臓からの経絡の分枝は、心臓から総頸動脈から外頸動脈に沿って上にあがって顔面動脈に続き、
顔面動脈と内頚動脈が眼のところで吻合する部分で終わります。
経絡は氣の物理法則に従います。
氣は最小の抵抗(最も大きな動脈)に沿って最も外側へ流れようとします。

 

心と眼のつながりは最も重要なものとなります。
中医学で心として考えられるものの多くは西洋医学では脳の機能のもとにあると考えられています。
脳が発達して眼になり網膜を形成します。
眼(網膜)のすぐ後ろに脳があるので、医師は眼底を見て脳が腫れていないかを確認しています。

 

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