かどた無双房鍼灸院

小腸

小腸は六腑のうちの一つで、心と表裏の関係にあります。

 

現代医学的には、
長さ6メートルを超える筋肉(平滑筋)の管です。自律神経に支配されています。
上から十二指腸、空腸、回腸の3つに区分されます。
小腸の働きは栄養分の吸収と輸送です。
胃で消化さた食物は十二指腸に送り込まれます。

 

十二指腸は文字通り人の指を12本横に並べたくらいの長さです。
胆管と膵管から胆汁と膵液が流れ込み、消化を助けています。
空腸、回腸と進むと腸の太さはしだんだん細くなります。

 

小腸の粘膜層からは消化酵素が分泌され、アミノ酸、ブドウ糖、グリセリド、脂肪酸などの最終的な分解物に消化します。
そして、この食物と消化液を収縮と弛緩を繰り返して移動させながら吸収していきます。
この運動は消化液と食物をよく混ぜ合わすことができ、粘膜との接触を多くできるため吸収効率を高めます。

 

腸粘膜の表面には、絨毛とよばれるビロードのような無数のひだがあります。
このひだを広げると小腸の表面積は600倍にもなります。だいたいテニスコートくらいの面積になります。
吸収されない不要なものが溶け込んだ液体は大腸へと送られていきます。

 

小腸のもう一つの重要な働きは免疫機能です。
免疫とは、体に侵入してくる病原菌などの異物を見つけて排除する自衛のシステムです。
異物が侵入しやすい場所にはリンパ組織が集まっていますが、異物侵入の最危険地帯が食物を消化・吸収する小腸なのです。
体中の全免疫系細胞の60%以上が小腸にあって、病原菌を攻撃する抗体の約60%を作っているといわれています。
小腸は、私たちの免疫力を支える最大の免疫器官でもあります。

 

小腸は脳と同じような神経細胞があります。脳の150億個に対して小腸は約1億個で、脳に次いで2番目に多い臓器です。
脳の自律神経による支配だけでなく、小腸自身でも動きをコントロールしています。
小腸の分節運動や大腸の蠕動運動は腸の神経細胞によって動いています。
このためストレスで動きが悪くなることも起こります。

 

東洋医学的には、
小腸のはたらきは、胃から送られてきた飲食物をさらに消化して、必要な栄養分は吸収し、不要なものは固形物と液体に分けて、それぞれ大腸と膀胱に送ります。
現代医学とは少々異なりますが、だいたい同じ考えかたですね。

 

小腸の働きが異常になると、食欲減退、下痢、胃痛、嘔吐、腹部膨満などがおこります。

 

小腸は心と表裏関係にあります。
これは臓腑として直接つながっているのではなく、経絡という気の流れが互いに連絡して影響しあっているのです。
心は火の性質を持っていますが、その火がなんらかの原因で強くなりすぎ、それが小腸に影響すると、小便が赤くなったり、排尿時に灼熱感があったりします。
また、小腸の熱が心に影響すると、心煩したり、舌が赤くただれたりします。

小腸 〜閃めく経絡より〜

小腸経は腕に分布しています。
小腸経の経絡やツボを刺激しても、直接小腸に働きかけることはありません。
小腸経と名付けられる以前は肩脈と呼ばれてました。

 

しかし、小腸経はトライツ靭帯で心を介して小腸を空にすることに影響を及ぼしています。
トライツ靭帯に吊るされることで十二指腸を右後方へ捻じ曲げさせています。
十二指腸とは、その長さが12インチ(30センチ)あるところから名づけられました。
十二指腸は肝陰(胆汁)と脾陽(アミラーゼなど)を流入させ、正確に混ぜ合わせて、最後には吸収される準備ができた完璧なスープを作ります。
トライツ靭帯は十二指腸が出てくる端についています。
この靭帯は非常にわずかなので最高のスキャン装置でも見ることが出来ません。
この靭帯は首にひもをかけて腕をつるすがごとく、十二指腸の最後の部分を持ち上げて食べ物がどれくらい早く後続の腸に入るかを決めています。
その反対側では、大動脈(心臓)にきつく巻き付き、背部の椎骨に入り込んでいます。
この靭帯は中医学が小腸と心につながりをもたせる根拠となっています。
心と小腸が表裏の関係にあるのはこのためです。
この靭帯の中には筋線維があり、つながっている十二指腸を空にする速度を調整することができます。

 

小腸に関わることで小腸経を臨床的に使うことはありません。
小腸経はそれ自体が分布するファシア自体が持つ持つ問題、つまり腕から肩甲骨、頚部にかけての問題に用いられます。
小腸経と呼ばれる以前は肩脈と呼ばれていました。
小腸経は膀胱経と同様に膀胱経の上端を介して頚部につながっています。
手の太陽小腸経、足の太陽膀胱経という名称からもわかるようにこれらには密接なつながりがあるのです。

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