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筋膜リリース

最近よく耳にする言葉に筋膜というものがあります。
「筋膜リリース」「筋膜はがし」などです。
目ざとい業者は早くも筋膜はがしに効果的、などと謳った健康グッズを販売してます。
そもそも筋膜とはどういったものなのでしょうか?

筋膜とは

筋膜はラテン語のFasciaを日本語に訳したものです。
ファシアと発音するのが一般的です。
物を包んだり結び合わせたりする帯を意味します。

Fasciaは筋肉を包む狭義の筋膜だけでなく、内臓の膜、関節を連結している靭帯、腱、腱膜までも含まれます。
筋膜は骨、内臓器官、血管、神経など身体のあらゆる構成要素を包み込み、それぞれの場所に適正に位置するよう支えています。
各組織を包み込み、組織と組織の間に仕切りをつくり独立性を持ちながらコンパクトにまとめて結びつけて体の姿勢を保つ役割を持ちます。
組織同士が独立して動くため、こすれあうことで生じる摩擦から保護します。
深筋膜は筋線維を包んでいる3つ(筋外膜、筋周膜、筋内膜)に構成された構造から、筋線維の動きを支え、力の伝達を行います。

筋膜の種類と構成要素

体全体を覆っている筋膜は浅筋膜といいます。
浅筋膜は皮下脂肪の内側にあり、全身を覆っています。
全身タイツのようなものです。
浅筋膜イラスト.jpg












筋肉を包む筋膜を深筋膜といいます。
深筋膜はさらに3種類に分けられます。
筋内膜:筋線維1本1本を包む
筋周膜:複数の筋線維を束ねて覆う
筋外膜:最外層にあり筋全体を覆い、骨に付着する腱と連続している
深筋膜図.jpg


筋肉はこのようにそれぞれ筋膜に覆われていますが、筋肉が筋膜によって連続性を持ってあたかも列車のよう繋がっている箇所が多数あります。
アナトミートレイン図.jpg
また、筋肉は筋膜に覆われて腱と連続して骨に付着していますが、骨への付着は場所によってはとても広く長い箇所があります。
こういう場所が癒着してしまうと、動きに制限が出て痛みを引き起こす原因になります。

筋膜の間には主にヒアルロン酸などを成分とした潤滑剤のような存在があり、それぞれの筋膜は独立した伸縮や運動ができます。
これが筋肉の働きで最も重要な点です。
これが出来なくなるとコリや痛み、可動域の制限などさまざまな問題が生じます。

潤滑剤が凝縮化すると筋膜間の滑りが悪くなります。
これを筋膜の癒着といいます。

筋膜はコラーゲン繊維、エラスチン繊維、繊維芽細胞でできています。
線維と繊維の隙間はヒアルロン酸などを含む水分で満たされています。
水分が減ってぎゅっとつまってくると固くなります。
これを筋膜の硬化といいます。

筋膜リリースの目的

筋膜リリースとは、筋膜の癒着と硬化を改善するのが目的です。
具体的に何をするかというと、
・癒着している場所をはずす
・硬くなったところを解きほぐして柔らかくする
この両方に共通するやるべきことは、血液や間質液の循環を良くしてあげることです。

当院では必要な方には筋膜リリース施術を行っております。
筋膜リリースだけでも痛みが取れたり可動域が広がります。

刺鍼との併用の重要性

ツボに刺すにしても筋肉や筋膜に刺すにしてもガチガチに緊張した状態だとどうしても刺したときの痛みが出やすいものです。
しかし骨に近いところや何層もある筋肉の最深部にピンポイントで直接アプローチできるのは鍼しかありません。
鍼はステンレス製で非常に細いので折れることなくしならせることができるため、骨を巻くように打つことも可能です。
筋肉や筋膜の状況によってはこの技法が必要になってきます。
これは注射針にはできない芸当です。
しかも筋膜リリースをしてすでに緊張がとれているので、鍼の痛みがほとんどなくなります。

筋膜の癒着と硬化の原因

なぜ筋膜が癒着したり硬くなったりするかというと、原因は不良姿勢であることが多いです。
前かがみや、浅めに座って背もたれに斜めに体重をあずけたりすると特定の筋肉ばかり緊張してしまいます。
猫背、肩が前に巻く、骨盤が後ろに傾いている、などがそうですね。
これらにより筋膜の癒着や硬化の原因であることが多いです。

自分で気をつけること

間質液や血液の循環を良くするためには、鍼などの手技療法を受けると早く改善することができます。
今の生活はスマホやパソコンを長時間使ったり、座り続けたりすることが多いです。
そして今でも多くの人が椅子ではなく床に座る生活をしています。
床に長時間座ると横座りしたり胡坐をかいたりします。
あるいはうつぶせで体をそらせて肘をついて本を読んだりスマホをながめたりしています。
こういったことは姿勢や体に良くありません。
悪い姿勢に矯正しているようなものです。

椅子に深くかけて座面を大きくしてお尻から太ももの裏全体で接地します。
腹筋背筋にできるだけ力が入らないように、体重をできるだけ背骨にのせるようにしましょう。
また、良い姿勢で座っていても長時間になると体は固まってきます。
30分に一度は立ち上がって少しうろうろ歩きましょう。


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